リトミックとは、音楽を通して子どもの能力を向上させる教育法です。
この記事では「リトミック」が具体的にどのような教育法なのか、簡単に理解できるよう分かりやすく解説していきます。
リトミックとはどんな教育法なの?【目的・ねらい】
リトミックとは、音楽を使って子どもの感性、身体能力、集中力などを総合的に育てる教育法です。
リズムに合わせて歩く・跳ぶ・止まるといった動きを行い、音を身体で感じ取ることで、表現力、想像力、協調性が自然と身につきます。
また楽器演奏の基礎づくりにも役立ち、多くの幼稚園や保育園で取り入れられています。
リトミックのやり方
具体的にどのような教育法なのか、リトミックの動画を紹介します。
出典:Youtube
リトミックは、音楽を聴きながら自由に身体を動かします。
「ダンスと違うの?」と思うかも知れませんが、ダンスは子どもが決められた動きを繰り返すのに対し、リトミックでは自分で動きを決める点が大きく異なります。
音楽に合わせて手を叩く、歩く、踊るといったシンプルな動作から始まり、子どもの年齢に応じて少しずつ難易度を上げることもできます。
リトミックの目的・ねらい

リトミックの目的は、人格形成の3要素である「心(マインド)」「力(パワー)」「性(キャラクター)」をバランスよく伸ばすことです。
音楽や人に触れ合いながら、自分で考えて表現をすることで、「感じ取り⇒考え⇒行動する」という人間にとって大切な行動パターンのトレーニングになります。
また、音楽を聞いてすぐに反応することで、集中力や反射性などを養うことにもつながります。
心(マインド)
好奇心、探究心、競争心、向上心、自立心
力(パワー)
注意力、集中力、理解力、判断力、表現力
性(キャラクター)
社会性、協調性、感受性、積極性、創造性
情報参照元:リトミック研究センター
リトミックで期待できる4つの効果
リトミックで期待できる効果を、もう少し具体的にまとめておきましょう。
【1】音楽的能力の向上
音の高さや強弱、速さに反応することで、音感やリズム感が身についていきます。
小さいうちから継続することで音楽への理解が深まり、楽器を始める準備段階として高い効果が期待できます。
【2】思考力・集中力の向上
音楽の変化に対して瞬時に対応することで、判断力や集中力などが鍛えられます。
聴覚と身体運動を結びつけることで、脳の様々な領域の活性化が期待できます。
【3】運動能力・表現力の向上
ジャンプやスキップなど、全身運動をすることで、基礎的な運動能力が向上します。
だんだんと身体を上手に動かせるようになると積極性が芽生え、さらには表現力の向上にもつながります。
【4】社会性・協調性の育成
友達と一緒に行動したり、同じ動きを合わせたりする中で、協調性や社会性が育まれます。
自己表現と他者理解を通じて、コミュニケーション能力の向上も期待できます。
リトミックは何歳から始めたらいいの?

リトミックは一般的には0~5歳児を対象に行います。
教室によって受け入れてくれる年齢はそれぞれですが、首が座り腰も安定してくる生後6ヶ月以降がおすすめとされています。
人見知りがはじまる前に、「レッスンは楽しい!」と理解させられる点も大きなメリットです。
赤ちゃんのうちに始めないと効果ない?
「リトミックは赤ちゃんのうちに始めないと効果ない!」と思っている人もいるようですが、そんなことはありません。
リトミックは音楽を専門に学ぶ学生のために作られた背景もあり、対象の年齢に応じて難易度も調整できるので、1歳過ぎから年少さんからはじめても効果が期待できます。
ただし、年中さんくらいからは内容が高度になるため、リトミックをはじめてしばらくは戸惑うことがあるかも知れません。
できれば年少さんくらいまでに始められれば、スムーズに取り組めると思います。
リトミックのデメリット2つ
いろいろな効果が期待できるリトミックですが、デメリットもいくつかあります。
お子さんがリトミックを始める前に、頭に入れておくべきデメリットを2つ紹介します。
【1】短期間では効果を実感しにくい
リトミックは、音楽を通じて少しづつ子供の感性や能力を育む教育法なので、短期間での劇的な変化は期待できません。
リトミックの効果は継続的に取り組むことで徐々に身についていきます。
「すぐに効果が出ないかも知れないが、長い目で見守っていこう」という気持ちで取り組みましょう。
【2】集団行動・大きな音が苦手だと難しい部分も
もともと集団行動が苦手な子、大きな音に敏感な子は、リトミックへの取り組みが負担に感じてしまうこともあります。
このような場合は無理にリトミックを継続せずに、家庭でできる静かなリズム遊びや、少人数でのレッスンを検討してみましょう。
子供の性格や個性に合わせ、少しずつリトミックに慣れていくのがおすすめです。
リトミックと英語を学べる「英語リトミック」も人気
英語リトミックは、その名の通り「英語」と「リトミック」を組み合わせてできた学習法です。
リトミックの指示、歌、リズム遊びを英語で行ことで、英語独特のリズム感を身体で学ぶことができます。
出典:Youtube
リトミックで子供の感性や身体能力を育みつつ、英語も学べる「英語リトミック」も子供の習い事として注目されています。
まとめ
この記事では「リトミック」について詳しく紹介してきました。
表現力、想像力、協調性が自然と身につくなど、初めての習い事にぴったりのリトミック。
お子さんの将来のために検討してみてはいかがでしょうか。